キャンドル作りにチャレンジ♪失敗しないコツを身につけよう!

作りたいキャンドルを決めよう♪
通常のキャンドル
シンプルに、小さな灯りを楽しみたいなら通常のキャンドルで十分です。写真は瓶に入ったソイキャンドルですが、これだけでもかわいいですね。初めてキャンドルを作るかたは、まず基本的なキャンドル作りから始めましょう。
ボタニカルキャンドル
植物の透け感が美しいキャンドルです。ジェルキャンドルで作成すると、植物の色がそのままクリアに見えます。使用する植物の色や量、種類によって様々な姿に変わります。ロウの色を変えると、バリエーションは豊富!個性が引き立つキャンドルが作れます。
自分好みのキャンドルを手に入れたい、個性的なものが欲しいと考えているかたにぴったりです。
アロマキャンドル
部屋の消臭のために植物性のキャンドルを使用するかたは多いですが、さらに自分の好みの香りを加えると、芳香剤代わりになります。アロマキャンドルの良いところは、一般的な芳香剤に比べて香りが広がりやすいこと、精油を使えばアロマ効果が期待できることにあります。
ふんわりと、部屋全体が好きな香りに包まれると、それだけで嬉しい気分になれますよ。
蜜蝋キャンドル
蜂の巣から生まれた天然のロウでできたキャンドルです。この黄金色は、着色なしの自然な色合いで、ふんわり甘い香りがします。蜜蝋は、長く使われてきた自然由来のロウとして、スキンケアにも用いられる安全性の高さも魅力です。
黄金色から加工されて、白色に近い蜜蝋キャンドルもあります。好みで選びましょう。
ジェルキャンドル
透明なゼリーのようなプルプルした質感は、ジャルキャンドルならではの魅力です。中に入れる素材によって、雰囲気も大きく変わります。ジェルキャンドルは、特に火を灯した時が美しいです。
内側からこぼれる小さな灯りで、きっと癒されるでしょう。もったいないからと、使えずにいるかたも、ぜひ灯してみてください。新たな魅力が発見できますよ。
キャンドル作りに挑戦しよう♪
ここでは、パラフィンワックスを使った、通常のキャンドルの作り方についてご紹介します。
材料紹介
パラフィンワックス
3kg キャンドル用 パラフィン ワックス
溶かしやすいようにペレット状になったものも多く販売されています。
仏壇用に市販されているロウソクを砕いて代用することも可能です。この場合は、芯も取り出して利用できるため、芯を購入する必要がありません。
芯
安定した炎で灯すためには、キャンドル用の芯を用いるのがおすすめです。市販されているものには、座金がついているものと、そうでないものがあります。瓶に流し込んでキャンドルを作る場合は、座金付きのものを使用しましょう。
今回作るのは、型から抜いた自立型のキャンドルですので、座金はなくても作成可能です。
型
キャンドル専用の型は、あらかじめ芯を通す穴が空いています。紙コップを用いて作る場合は、紙コップの底の中心に、芯が通る程度の穴を空けましょう。
粘土、ガムテープ
芯を固定する際に使います。
IHヒーター、専用鍋
ワックスを溶かす際に使います。湯煎でも溶かすことができますが、温度管理に不慣れなかたはIHが便利で簡単です。IH専用鍋も用意しましょう。
温度計
ワックスを溶かす際や、流し込む際の目安を把握するために必要です。200度まで計測可能のものを選びましょう。
クレヨンなどの着色料
キャンドルに着色するために使用します。キャンドル用のものが販売されていますが、クレヨンでも代用可能です。ここでは、クレヨンを用いた色の付け方のポイントもご紹介します。なお、絵の具など水分を含むものは、溶けたロウに入れると跳ね跳び非常に危険ですので、使わないようにしましょう。
その他(割り箸、新聞紙)
これらは家にあれば、それを使いましょう。新聞紙は汚れ防止のための手段なので特別に汚していい場所があれば不要です。
蝋・クレヨンのカット
作業を始める前に、新聞紙で作業台や床を保護します。
新聞紙を敷いたら、まずはロウを溶けやすい状態に砕きます。あらかじめペレット状になっているロウを使用する際は、この行程が省けます。
クレヨンは、カッターで薄く削ぎ取るように削ります。基本的に、耳掻き1杯程度で着色できるため、そんなに多くはいりません。色の濃さを調整するために、余分に削っておきましょう。
蝋の溶かし作業・着色
鍋にロウを入れ、IHで加熱します。初めから高温で溶かすのではなく、低温に設定しジワジワと溶かしましょう。鍋に面した部分が溶け始めたら、温度を180度まで上げます。そして、半分以上が溶けて液体状になったら、130度~150度の設定に戻しましょう。
8割以上のロウが溶けたら、IHを切り余熱で溶かします。この時に削ったクレヨンを少しずつ加え、色の出具合を確かめながら溶かしましょう。割り箸や竹串などでしっかりと混ぜ合うよう溶かします。
こうすることで、クレヨンがダマになったり分離したりするのを防ぐことができます。温度計でロウの温度を測ります。約80度くらいで流し込むので、それまで待ちましょう。
型作り
ロウを冷めしている間に、型の準備をします。心配なかたは、ロウを溶かす前にセットしておくと良いでしょう。紙コップで作成する場合、底面の中心に穴をあけ、芯を通します。
芯を通したら、流し入れたロウが流れでないように蓋をしなければなりません。ガムテープだけでは漏れてしまう可能性があるため、粘土をはりつけてからガムテープで保護されることをおすすめします。
そして、紙コップを置き、割り箸で挟んで橋渡しします。こうすることで、芯がまっすぐ固定され、中心にもってくることができます。
ロウが80度まで下がったら、ゆっくりとこぼれないように流し入れましょう。
熱冷まし
流し入れた後は、決して動かさずに固まるのを待ちます。早く取り出したいからと、冷蔵庫で冷やしたり、氷を当てたりすると、キャンドルの表面に亀裂が入る場合があります。また、十分に固まりきる前に無理矢理取り出すと、形が崩れてしまいます。一晩何もせずにじっくりと待ちましょう。
取り出して完成
割り箸やガムテープ、粘土をはずし、ゆっくりと型から抜きます。もし抜けない場合は、紙コップを破ってしまいましょう。あとは、芯を表面から5mm程度残してカットし完成です。
温かさ伝わる手作りキャンドル10選
キャンドルの作り方の基本が分かりました。それでは、魅力的な手作りキャンドルをご紹介します。今回のキャンドル作りの応用編として、ぜひ参考にしてみてください。
ピンクで統一♡ガーリーなキャンドル
淡いピンクで統一された、様々な形のキャンドルです。型を変えると、印象もガラッと変わりますね。淡いパステルカラーは、どんな色でもキャンドルにマッチします。好きなカラーで作ってみましょう。
ゼリーの形の春色が素敵
こちらも、春らしい淡い色合いが特徴です。少しずつキャンドルの色を変えて、グラデーションを作っても良いですね。キャンドルは、インテリアとしても重宝します。生花、ドライフラワー問わず、植物の相性も抜群ですので、一緒に飾ってみましょう。
野に咲く花々を再現!
キャンドルの側面に植物が埋め込まれています。ロウを色を途中で変えて流し込むことで、空と大地が表現されているように見えますね。着色するとさらに楽しみかたが増えます。キャンバスのようにキャンドルをデザインしても面白いです。
虹色のグラデーション
いくつもの色を重ねると、虹のようなキャンドルができます。青系、赤系、黄色系など、少しずつ濃さを変えてもきれいに仕上がります。もちろん、虹のように個性豊かな7色で仕上げても良いでしょう。
果物は一つで存在感抜群
キウイのドライフルーツが引き立っていますね。ドライフルーツは、輪切りの状態を丸々使うと、それだけで存在感抜群です。甘くガーリーになりすぎないため、シンプルなお部屋やシックな雰囲気にもマッチしやすくなります。
素材の色を存分に楽しむ!
ジェルキャンドルに植物やドライフルーツを用いると、鮮やかな色を楽しめます。ハーバリウムが好きなかたにもおすすめです。いくつかのドライフラワーを合わせると、ポップな印象になりますね。
まるで海の中!
ジェルキャンドルも、着色することができます。発生する気泡を利用すると、まるで海の中にいるようですね。植物を飾ってもきれいですし、貝殻やビー玉を入れても素敵にできあがります。
桜の時期には欲しくなる♪
ハードタイプのジェルキャンドルを使うと、シリコンモールドなどを用いて自立型のキャンドルを作ることができます。季節にあわせて、色や形を変えると、さらに楽しむことができますね。
少し工夫して作ると?
あらかじめ、バットなどに流し入れた板状のロウを正方形に小さく切っておきます。そして、ロウを流す前に型に敷き詰めておくと、出来上がりがモザイク様になります。ほんの少しの手間だけで、違った雰囲気が味わえます。モザイクは、余ったロウを使って作っておくこともできます。
シンプルで簡単な彩り方!
シンプルなキャンドルに押し花を張り付けると、植物の色がそのまま楽しめます。押し花は、身近に咲いているパンジーやビオラなどで作れるため、材料費をあまりかけないで作ることも可能です。暖めたスプーンの背を押し当てるようにすると、ほどよくロウが溶けてくっつきます。
まとめ
手作りならではの、温かみあるキャンドルとともにご紹介しました。
飾りとなる花や、ロウの色で、印象は大きく変わりますね。季節やその時の気分に合わせて作ってみるのも面白いですよ。ガーデニングが好きなかたは、育てたお花を少しずつドライフラワーや押し花にしておくと、1年中自家製の植物で作ることも可能です。
火傷などに気をつけて、準備をしっかり整えてから、気持ちに余裕をもってキャンドル作りをしてくださいね!今回ご紹介した作り方をもとに、自分なりのアレンジをしてみましょう!
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