立体アート作品シャドーボックスの魅力は?作り方・作品の紹介

シャドーボックスとは
シャドーボックスは17世紀のヨーロッパで流行し、その後、アメリカに伝わったデコパージュの1つです。シャドーボックスの特徴は、同じ絵柄の紙を数枚カットし、何層にもわけて重ねて貼ることによって、光の陰影ができ立体的に見せることができるということです。
シャドーボックスの材料・道具
材料・道具
- カッティングマット
- デザインカッター
切れ味の良いデザインカッターを使うと細かい作業がしやすくなります。
- シリコンボンド
- 定規
- ピンセット
- 竹串
- シャドーボックス額
額には色々な種類があるため、好きなデザインを選びます。
- 好きな絵柄
数枚用意します。
あったら便利なもの
- 切ったパーツを入れる容器
- モデリングツール
立体的に見えるように紙を曲げたり丸めたりする時に使う道具です。
- 筆ペン
カッターで切った断面に筆ペンを塗ることにより、カットした白い部分が気にならなくなります。
シャドーボックスの作り方
- 同じデザインのプリントを数枚用意します。
- どの部分を土台に持っていき、前面に出す部分はどこにもってくるかを考えます。
- パーツをデザインカッターでカットします。この時にいくつかポイントがあります。
・断面がみえないように、絵に対して内向きに刃を入れカットします。
・紙が切り離しきれない時、手でひっぱってとらず、カッターを使います。
・曲線を切るときはカッターを細かく抜き差ししながら、紙も動かしながら切っていきます。
・絵の中の細かいパーツから先に切るようにします。 - 額縁の一番奥にある絵を土台にして貼ります。シリコンボンドをたっぷり使い、安定するまで、ボール紙や立体的なものを入れておくと、重みでゆがまずしっかり固定されます。
- パーツを組み立てます。この時にいくつかポイントがあります。
・ピンセットを使い切り抜いた細かいパーツを、竹串を使い貼り付けます。
・パーツをモデリングツールなどを使いカーブさせておきます。 -
すべてのパーツを貼ります。この時、パーツを貼る順番が大切です。
①まず、奥になる部分から貼っていきます。
②表面に見えない程度にシリコンボンドを絵の下にのせ、パーツをおきます。
③シリコンボンドの量により、高低差がでます。立体感をだすのに工夫が必要です。
④絵の傾きをかえると、よりリアルにみえます。 - 全体を見て、手直しをし、ボンドが乾くのを待ちます。
- プリントのインクによりますが、コーティングをスプレーして仕上げて完成です。
みんなのシャドーボックス作品5選
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自分の好きなキャラクターの絵をプリントして作品にできることもシャドーボックスの魅力ですね。立体感が出て飛び出す絵本の1ページのようですね。
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麦わら帽子やティーポットなど一つ一つが本当に細やかな作品です。紙工芸とは思えない出来栄えですね。
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春の季節に飾りたくなるシャドーボックスです。花の花びら一枚一枚までこだわりを感じる作品ですね。
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横幅が1m30cmもあるという大作です。人間も椅子などのインテリアも細かい部分まで表現されており、立体感を生かした素敵な作品ですね。
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日本の風景で作ったシャドーボックスです。シャドーボックスならではの立体感で荒波を見事に再現していますね。
まとめ
平面に見ていたものが、立体にみることにより迫力のある作品に生まれ変わり、より楽しむことができます。紙を重ねて作り出すアートをインテリアとして飾ってみませんか?自分の絵やお気に入りの絵でも作ることができます。ぜひ挑戦してください。
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