手縫いは手間で根気がいる作業
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刺繍の躓きポイント
刺繍初心者にありがちなのは、できあがったら布がつってシワシワになってしまったという失敗ではないでしょうか。刺繍は最低限針と糸さえあればできますが、面倒くさがらずにそろえておきたいのが刺繍枠。刺繍枠は布をピンと張るための道具です。刺繍枠を使って布をきちんと伸ばした状態にしておくというひと手間で、驚くほど楽に刺繍できるようになります。作業が楽になるだけでなく、布にシワが寄らず仕上がりが格段にきれいになるので、初心者だからこそ使いたい道具です。
そしてもう一つ、刺繍をきれいに見せるためにやっておきたいのが刺繍糸の下準備。通常6本どりの糸を2本か3本に分けて使いますが、この時に一度1本ずつ引き出してから必要な本数を合わせて使います。こうすることで糸がねじれて刺繍がデコボコになるのを防ぐことができます。少し手間ですがやっておくことで仕上がりが格段に違います。
きれいに仕上がるとまた作りたくなりますよね。
刺繍ワッペンに必要な材料とは
刺繍ワッペンの材料
刺繍糸
25番のもの。6本どりの糸を2本または3本に分けて使います。
cosmo 25番刺しゅう糸
25番刺繍糸です。15色のカラーバリエーションがあります。
刺繍針
フランス刺繍針を使用します。クロスステッチ用の先が丸い刺繍針と間違えないようにしましょう。
Clover フランス刺しゅう針
No.7 太さ0.69mm×長さ38.1mm/No.8 太さ0.61mm×長さ36.5mm/No.9 太さ0.53mm×長さ34.9mm/No.10 太さ0.46mm×長さ33.3mmがセットになっている刺繍針です。
刺繍枠
作りたいワッペンの大きさに合うものを用意します。あまり大きくない方が使いやすいでしょう。
Clover 刺しゅう枠
生地の布目がきれいに張れ、調整金具が丈夫なので布地をしっかり押さえられる刺繍枠です。
フェルト
ワッペンの土台になります。
SOLEDI カラーフェルト
30cm×30cmのフェルトが60色入っているセットです。鮮やかな色合いが特徴です。
はさみ
糸切りばさみと、布を切る裁ちばさみを用意します。
両面接着芯
ワッペンをカバンや服につけるために必要です。アイロンの熱で圧着します。
NASKA 両面接着芯
アイロン(中温 130~140℃)で貼り付ける接着芯です。表生地と裏生地のはり合わせに便利です。
刺繍用下地シート
イラストをプリントして使います。刺繍をした後に水で洗うと溶けてなくなります。ダイソーに売っています。フェルトに直接図案を描く場合は不要です。
イラスト
初めはあまり大きくないもの、複雑でないものがおすすめです。
刺繍ワッペンの作り方
イラスト作成
まずは刺繍したいイラストを用意します。自分で描いても構いませんし、本などから写し取っても構いません。インターネットでも「刺繍 図案」で検索するとさまざまな図案を見つけることができます。
使いたいイラストが決まったら刺繍用下地シートにプリントします。インクジェットプリンターを使うか、手描きするなら水性ペンを使います。プリントしたイラストを切り取ってフェルトに貼ります。フェルトに直接イラストを描く方法もあります。刺繍してしまえば図案は隠れてしまうので、描きやすいペンなら何でも構いませんが、手芸用の水で消えるチャコペンなら安心ですね。
刺繍
イラストの中を埋めるように刺繍していきます。刺し始めと刺し終わりは玉止めせずに返し縫いだけにするとボコボコせずきれいに仕上がりますが、ワッペンの場合、裏は隠れてしまうのであまり気にしなくても大丈夫です。
使うステッチは大きく分けて2つ。面を埋めるステッチとラインを作るステッチです。
面を埋めるにはサテンステッチやロングアンドショートステッチを使います。刺繍したい部分の端から糸を渡して面を埋めるように刺していきます。なるべく隙間なく埋めていくのがきれいに見せるコツです。ただ、隙間が空いてしまったとしても大丈夫。後から戻って刺し足せばOKです。まずは全体に刺してみて、足りないところがあるようならバランスを見ながら足していくといいでしょう。
面が埋まったら、次はラインです。ラインを刺すにはアウトラインステッチ、バックステッチ、チェーンステッチなどがあります。初心者におすすめはバックステッチ。いわゆる本返し縫いと同じで、一つ手前のステッチの終わりに針をさしていきます。少し根気がいりますが、ラインを刺すためのステッチで面を埋めることもできます。サテンステッチやロングアンドショートステッチがうまくできない場合は、バックステッチで面を埋めていきましょう。刺繍ができあがっらた水にしばらくつけた後、やさしくもみ洗いして刺繍用下地シートを溶かし、乾かします。この時点でアイロンをかけておくときれいに仕上がります。
ハサミでカット
完成した刺繍の周りを裁ちばさみでカットします。この時、両面接着芯も同じ大きさにカットしておきます。糸を切らないように注意します。フェルト部分を縁取りとして残してもいいでしょう。
作ったワッペンの貼り付け
できあがったワッペンをカバンや服に貼り付けます。
- アイロンを中温に温めます。
- 生地にシワがよらないように、しっかり伸ばしてワッペンを貼りたい位置に置きます。このとき、接着面を下にするように注意します。
- ワッペンの上にあて布を載せる。あて布は綿100%のものがおすすめです。
- あて布の上からアイロンを5~10秒ほど押し付けます。このとき、真上から押し当てるようにして、上下左右に動かしたりはしないようにします。
- 5~10秒ほど押し付けて離しての作業を4~5回繰り返します。
- しっかり乾くまで放置します。
Tシャツなどよく洗濯するものの場合は、少し手間ですが外れやすい角部分などを縫いつけておくとはがれる心配がありません。ワッペンの周りをブランケットステッチで刺しながら縫いつけていくとさらに丈夫になります。
刺繍が難しいならミシンを使おう
ミシンでワッペン作り!刺繍方法
少しお値段は張りますが、刺繍用のミシンもあります。パソコンなどで作成したデータを使って思い通りの図案を刺繍することができます。データは内臓データの他にメーカーのサイトからダウンロードしたり、別売りのソフトを使って自作することも可能です。大量に同じ刺繍をすることができるので、おそろいのチームウェアを作ったり、お子さんの持ち物の目印にお気に入りのワンポイントをつける、オリジナルの雑貨にロゴをつけるなどいろいろな使い方ができますね。
使いやすいミシン2選
ブラザー 刺しゅうコンピュータミシン CPS4204
お手頃な刺繍ミシンといえばブラザーです。
ステッチを含む実用ぬい20種類が対応可能です。穴かがりや6枚送り歯、押さえ固定ピンなどの便利な機能がついていますが比較的安価なのが特徴です。
液晶ディスプレイで、模様選択・押さえの種類・縫い目の長さ・振り幅・エラーが一目で確認できるため簡単に取り扱いができるため初心者におすすめのミシンです。
brother コンピュータミシン CPS4204(PS202)
ブラザーのコンピューターミシンです。
ジャノメ(JANOME) コンピュータ ミシン JN810
ジャノメのコンピューターミシンは操作が簡単で機能が多数搭載されていることが特徴です。
ボタン一つで上下糸をカットできる糸切り・ゆっくり縫う機能や7枚歯布送り機能などが搭載されています。付属されているワイドテーブルは布を置くスペースを広げてくれ、作業効率も作品の質も上がるため便利なアイテムです。
ジャノメ(JANOME) コンピュータ ミシン JN810
ジャノメのコンピューターミシンです。
シンガー(SINGER) SN778EX
シンガーのコンピューターミシンはひらがな・模様・数字・アルファベットに漢字(17文字)の207種類の文字縫いができる種類の豊富さが特徴です。文字だけでなく、飾り縫いも可能で、模様も65種類と多様です。
布送りがスムーズな7枚送り歯で模様や文字を30個まで記憶でき続けて縫うことができるため作業効率がアップします。縫い目の長さや幅などの設定は全て液晶画面で出来、LEDライトで手元を照らすことが出来ます。
取り外しが可能な専用大型テーブルもついており、布を広げられ作業しやすいです。
シンガー(SINGER) SN778EX
シンガーのコンピューターミシンです。
これ可愛い!思わず言っちゃう刺繍ワッペン10選
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赤を効かせた東欧風のデザインや色使いがおしゃれなワッペン。いろいろな国の民族衣装やクロスを参考にしてみるのもいいですね。
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おとぼけな顔がかわいいワンちゃん。ロングアンドショートステッチで表現された毛並みがリアルです。地のフェルトを生かしたデザインなので、じつは刺繍されているのはほんの少し。刺繍が大変と思ったら地を生かす方法も考えてみましょう。
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カラフルな色を使うと小さくても目を引くワッペンが作れます。グラデーションも刺繍が得意とする表現の一つ。
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ワッペンにピンを付けてブローチにすれば、好きな場所に付け替えることができますし、洗濯で痛むのも防ぐことができます。可憐な花びらを表現するにはサテンステッチがおすすめです。
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刺繍糸でクラゲの足を表現したアイディア作品。刺すだけが表現方法じゃありませんね。
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ステッチで面を埋めた作品。ポップでかわいらしく仕上がります。ステッチによる雰囲気の違いも上手に使いこなせるようになるといいですね。
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いくつか作って並べて一つの作品にするのもアイディアです。ただ名前を付けるよりずっとおしゃれになりますね。
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色に統一感を持たせると上品な雰囲気に。同じ雰囲気のワッペンを揃えればワンポイントになるだけでなく、自分の持ち物の目印にもなります。
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ビーズやスパンコールなど異素材を組み合わせると表現の幅は無限大。ぐっと大人の雰囲気を出すことも可能です。
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慣れてきて絵を描くように刺繍できるようになったら楽しいですね。ラインや動物の模様の表現の仕方にも注目です。
まとめ
いかかでしたか。まだまだいろいろな刺繍作品がありますよ。表現次第で子どもにも大人にも使える刺繍ワッペン。一つか二つのステッチだけでも素敵な作品が作れますが、少しずついろいろなステッチを覚えていくと表現の幅も広がります。たくさんの作品を見て気に入った表現はどんどん取り入れてみると思い通りの作品が作れるようになりますよ。ぜひトライしてみてくださいね。
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cosmo 25番刺しゅう糸
25番刺繍糸です。15色のカラーバリエーションがあります。
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ブラザーのコンピューターミシンです。
ジャノメ(JANOME) コンピュータ ミシン JN810
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シンガー(SINGER) SN778EX
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