初心者向けのミシン20選!ミシンの選び方を伝授します
ミシンの選び方
ミシンには大きく分けて、電動ミシン、電子ミシン、コンピューターミシンの3つがあります。電子ミシンは手動でスピードを制御します。メリットは安さ。デメリットは高速にしないと力が出ないので厚手の生地は縫えません。
電子ミシンは糸調子や縫い目をダイヤルで調節できます。メリットは低速でも厚手の生地が縫えるところです。デメリットは仕上がりがコンピューターミシンより粗い点です。
コンピューターミシンは全ての機能を全自動で制御しています。メリットはやはり仕上がりの美しさ。デメリットは高額な点と、操作がやや複雑なところです。
ミシンの選び方は用途で決める!
自分がミシンで何を作りたいかによって選び方は変わります。「ちょっと縫い」くらいなら電子ミシン、「小物、少し厚手生地の簡単なもの」なら電子ミシン、「本格的な洋裁」ならやはりコンピューターミシンをオススメします。
初心者向けミシンの予算は?
どんな目的にも対応でき、応用力もあるものなら3~5万円くらいあれば十分でしょう。シンプルな機能だけなら1~2万円でも。
有名なミシンブランドは?
ブラザー、JUKI(ジューキ)、ジャノメ、シンガーなどが有名です。
知っておくと便利なミシンの機能
自動糸調子
生地を縫っていくときに上糸と下糸を調節していくのですが、それを手動ではなく自動でやってくれる機能です。上糸と下糸のバランスが良くないと、縫い目が乱れ、仕上がりもよくありません。しかも生地の厚さなどによって糸調子は変わるので、自動糸調子でないと生地を替えるたびに、手動で調整し、試し縫いを何度もすることになってしまいます。
上糸掛けのかんたん設計
上糸のかけ方が複雑すぎるとなかなか作業がスタートできないので、見てわかるシンプルな設計が助かります。
自動糸通し
この機能がついていると、上糸をかけて最後の「針穴に糸を通す」作業が格段にラクになります。レバーを下げるだけで糸が通るタイプだと嬉しいですね。
かんたん下糸機能
昔は上糸をかけたあとボビンから下糸を引き上げる作業が手間でしたが、今はもっとシンプルです。下糸クイック機能があれば、ボビンをセットする前に下糸を引き出して溝にかけておけば、あとは自動で引き上げてくれます。
自動糸切り
糸切りボタンを押すだけで、自動的に糸を切ってくれる機能です。糸を伸ばさず、短いところで切れるのでミシン糸の節約にもなります。縫っている途中は、一工程終わるたびにハサミで糸を切って。。。という手間が出てきますので、その時間の短縮や、無駄な糸をできるだけ少なくしてくれるということで、便利な機能です。
刺繍機能
簡単な下準備だけでイニシャルを入れたり、複雑な模様や飾り縫いができます。入園・入学グッズなどを作りたいと考えている方は、刺繍機能付きを選ぶとプロに頼まなくても名入りができます。
知っておくと便利なミシンの付属品
ミシンには本体以外にも様々な付属品があります。ミシンによって、販売店によって、付属品があるものやないものがあるので、購入時によーく確認して、付属していないけど必要なものは別途買いそろえていってください。その際、メーカによって合う・合わないがありますので、こちらもご確認下さいね。
フットコントローラー
足で踏んでミシンの速度を調節するコントローラー。両手がフリーになるので、生地の向きを変えたり、しっかり押さえるのに便利です。価格は4,000~5,000円。
上送り押え(送りジョーズ)
たいていの生地を押さえるのに対応できる、ミシンの押さえ。ジャノメの製品名が「送りジョーズ」といいます。
2枚の生地を重ねて縫ったりするとズレが起きやすかったりするのですが、この押さえがあればズレが起きづらいのでスムーズに縫えます。縫いずれしやすいキルティングやベルベットなどの生地にも対応。2,000~3,000円くらい。
収納ケース(ハードケース、キャリングケース)
ミシンの収納ケースにはハードケースとソフトケースがあります。高価なミシンだとハードケースが付属しています。安価なミシンだと全くカバーはなかったり、あったとしても不織布などで上からかぶせるだけのものが多いです。ハードケースは結構置き場所をとってしまいます。
最近は持ち運べるバッグのような収納ケースも販売しているので、こちらのタイプだと片付けるときも簡単で、ファスナーで閉めればホコリも入りにくいです。3,000円弱で売られています。
サイドカッター
サイドカッターとは押え金にカッターがついているものです。ジャノメ用、ブラザー用、一般用などメーカーによっても色々売られているもので、ロックカッターという言い方をする場合もあります(こちらの動画ではジャノメのロックカッターを使用)。
これを付けて、ミシンのダイヤルを「かがり縫い」にすると、布を切りながらその布の端をかがり縫い(ジグザグ縫い)してくれる便利なアイテムです。
かがり縫い専門の「ロックミシン」に比べると縫い目や仕上がりは粗いですが、裁断しながらかがり縫いしてくれると、作業の短縮にもなります。1,000~2,000円くらいで、切れ味が悪くなってきたら交換します。
アップリケ押え
アップリケ押さえは生地にアップリケを縫い付けるときに便利な押さえで、飾り模様や曲線縫いが簡単にできます。押さえ部分が透明になっているので、下が見えやすく、失敗しにくいです。
キレイに縫い付けるコツは、針は刺繍用を使い、上糸もミシン刺繍糸を使うことです。またアップリケがずれないように、アップリケの下にアイロンでくっつく接着芯で仮留めしておくのもテクニックの一つ。700円くらいで買えます。
ワイドテーブル
ミシンにもともとついているテーブルはとても狭いです。ちょっと大きい物を作りたいときはテーブルから生地が下へ引っ張られる感じになってしまい、縫い目が乱れることもあります。
ワイドテーブルがあれば大きい物を作るとき、片手で生地を保定しておかなくても大丈夫。作業に余裕が出てくるので、縫い目もキレイに仕上がります。7,000円くらいで売っています。
初心者オススメのミシン20選
予算重視!低価格ミシン(1~3万)
初心者オススメの電子ミシン
初心者オススメのコンピューターミシン
まとめ
初心者さん向けのミシン、これで上手に選べそうですね。ただ安いだけで選ぶと使う機会が限られ、逆に機能がハイテクすぎて高価なものだと使いこなせなくて結局しまい込んでしまったり。何を作りたいか、という目的に応じたミシン選びが大事です。
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