ポーセラーツ転写紙の貼り方ときれいな仕上がりのポイント
ポーセラーツの転写紙とは
ポーセラーツに使う転写紙とは色や柄が印刷されたシールのようなもので、ハサミやカッターで簡単に切ることが可能な紙です。転写紙は吸水性の良い台紙があり、水溶性のりや上絵の具が印刷され、表面に薄いアクリル樹脂膜でカバーされています。転写紙は全面全てに色や柄がついたものから、余白があり花や動物など一つ一つを切り抜くタイプがあります。
転写紙の特徴
転写紙には以下のような特徴があります。
- 水をつけると伸縮性が出る
- 表裏がわかりにくい
- 台紙を剥がすと破れやすい
転写紙の選び方
選ぶ転写紙によってポーセラーツの難易度が変わってきます。転写紙の種類や選び方について紹介します。
初心者でも簡単にできる入門編
転写紙の中で初心者が挑戦しやすく、比較的貼り付けが簡単なものは余白が多く、一つ一つの印刷物を切り取るタイプのもので印刷物が小さすぎず大きすぎずのものです。転写紙を貼るときに失敗しやすいポイントとしては貼り付ける途中で破れてしまうことと、空気や水が入ってしまうことです。この二つの失敗をしにくいものが余白の多い切り取るタイプの印刷物です。さらに、単純なイラストだと、ハサミで切るときも簡単なので、初めての方には花柄やハート柄などがおすすめです。
<入門編のおすすめ転写紙>
1、ハート
2、サッカーボール
3、モダン柄
4、唇
5、香水
6、桜
7、ロンドン柄
8、貝殻
9、アニマル柄
10、コーヒー柄
難易度が高い応用編
切り取りタイプの中でも細い線であったり、細かいイラストなどは難易度が上がります。転写紙は水につけると手で引っ張ると伸びてしまう性質があるため、細い線などは太さなどを保つことが大変なので扱いが大変になります。
<応用編のおすすめ転写紙>
1、アルファベット
2、ボーダー
3、花柄〜ツルや葉有り〜
最高難度の全面貼り
白磁の全面に貼るタイプの単色のものや全面が柄になっている転写紙は扱う時に破れやすく、貼り付けの際に水や空気などが入りやすいため、転写紙の中で最も難易度が高いものと言えます。特に、白磁がマグカップなどのように曲線のものなどに貼り付けることは難しいです。最初、余白の多いもので練習してから挑戦することをおすすめします。
<全面貼りのおすすめ転写紙>
1、モロッカン柄
2、水玉柄
3、チェック柄
4、無地
転写紙の貼り方とポイント
転写紙の基本的な貼り方ときれいに仕上げるために注意する点について紹介します。
基本の貼り方
- 転写紙をハサミやカッターで切ります。
- 切り取った転写紙を水につけます。
- 台紙についたシールが手で剥がれるようになります。
- 台紙ごと白磁の上に置き、滑らせるように台紙を剥がしながら貼り付けます。
- へらなどを用いて、空気や水を抜きます。
きれいに貼り付けるポイント
- 転写紙は裏表がわかりにくいため、反対にならないように注意します。裏のまま付けてしまうと転写がされなくなってしまいます。
- 空気や水が入ったふくらみは見逃しやすいため、貼り終わった後は光を当てて見てみることが大切です。空気や水のふくらみがある場合は針で刺してからへらで抜くときれいに抜けます。
- 何枚も重ねて貼り付けないようにします。重ねて貼り付けてしまうと色が濃くなったり変色の恐れがあり、きれいな色が出にくくなってしまいます。
- 水に付けた後の転写紙は伸縮性が出てしまうため、扱いに気を付けます。
まとめ
転写紙の選び方や貼り付けるポイントについてまとめました。転写紙は種類によって難易度や扱いやすさが変わったり、白磁との相性でも貼りやすさが変わってきます。最初は、簡単なものから始めて、慣れてきたら難しいものにチャレンジしてみてください。いろいろな陶器でポーセラーツを行って、ぜひオリジナル作品を作ってくださいね。
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