かぎ針編みでマフラーを手作りしてみよう!はじめてでも大丈夫!
かぎ針編みって何?
編みものと言えば、棒針を2本使い編んでいく方法を思い浮かべる方も多いかと思いますが、かぎ針編みは、かぎ針1本で編む事が出来る編み物です。かぎ針には「かぎ爪」というものが付いていて、かぎ爪で糸をひっかけながら編んでいくのが、かぎ針編みの特徴です。棒針を使う編み物と同じく、マフラー・帽子・ストール等も作る事が出来ます。かぎ針編みの中にも編み方はいくつかありますが、基本を覚えてしまえば少しの応用で出来るので、初心者でも挑戦しやすい編み物です。
マフラーのかぎ針編みに必要な道具を用意しましょう。
①かぎ針
かぎ針には、太さを表す号数があります。太さの号数は、2/0~10/0で2/0が一番細いかぎ針です。 10号よりも太いかぎ針は、ジャンボ針と呼ばれていて号数ではなく、mmで表記されています。どの針で編むかは、編む毛糸の太さに合わせて選びましょう。毛糸のパッケージには、その毛糸に合った棒針・かぎ針の号数が書いてあるものが多いので、ぜひ参考にしてみて下さい。
②ハサミ
糸の後始末用に使用します。
③とじ針
とじ針は、毛糸専用の針で、糸を傷つけないように針先が丸くなっています。糸の後始末や編み地の段と段をつなぎ合わせる「とじ」、編み地の目と目をつなぎ合わせる「はぎ」も、この「とじ針」で行います。
④マフラーの為の毛糸
毛糸には「極細」「並太」「中細」「極太」等、太さが数種類あります。細い糸よりも太い糸の方がボリュームが出て、早く編む事が出来るので、長さのあるマフラーは「並太」「極太」がおすすめです。そして、素材にも注意が必要です。首に巻いた時に、チクチクしないものを選びましょう。
かぎ針の基本の編み方を覚えましょう
①基本中の基本!「くさり編み」
くさり編みは、かぎ針編みの基本の編み方です。これからご紹介する「細編み」「長編み」の土台にもなります。この土台を「作り目」と言い、この「作り目」のほとんどは「くさり編み」で出来ています。
【くさり編みの手順】
- まず初めに、最初の目である輪っかを作ります。人差し指と中指に、外側に向けて糸を2重に巻きます。
- 1で輪が出来るので、その輪っかにかぎ針を通し奥から糸をひっかけます。
- ひっかけた糸を最初に作った輪から引き抜きます。
- ひきぬいたら、くさり編みの1目が完成です。
- 2~4を繰り返し、くさり編みを作って行きます。最初に作った輪っかは、1目になりません。目を数える時は、2の手順から数えます。
②ぎゅっと目の詰まった「細編み」
くさり編みの応用となる細(こま)編みの手順をご紹介します。
- 細編みの1目は「くさり編み」になります。人差し指と中指に、外側に向けて糸を2重に巻きます。輪が出来るので、その輪っかにかぎ針を通し奥から糸をひっかけます。ひっかけた糸を最初に作った輪から引き抜きます。ひきぬいたら、くさり編みの1目が完成します。
- 続いては、輪の中にかぎ針を入れ前で編んだくさり編みの裏目をとります。くさり編みには、「上半目(うえはんめ)」「下半目(したはんめ)」「裏目」と呼ばれる部分がり「裏目」は、編み目の真ん中あたりを裏目といいます。
- かぎ針の背で、糸を押し上げるようにひっかけ、糸を引き抜きます。
- そして、もう一度、かぎ針の背で糸をひっかけて引き抜いたら、これで①目の出来上がりです。
③編み目のきれいな「長編み」
長編みも基本的な編み方の一つです。長編みの組み合わせ次第で様々な模様を編む事ができます。
- まずは、編み始めの輪を編み始めます。
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続けて「くさり編み」を13目編みます。この13目とは、くさり編み10目と長編みの立ちあがり3目を合わせたものです。長編みの立ちあがり3目が、長編みの1目目です。
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次に、長編みの2目を編みます。かぎ針の背で糸を押し上げるように引っ掛けます。
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くさり編み9目目の裏目をひろい、かぎ針の背で糸を押し上げるように引っ掛けます。
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引っ掛けた糸を引き抜きます。
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続けて、糸をかぎ針の背で糸を押し上げるように引っ掛けた糸を引き抜きます。
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もう1度、(6)を行います。これで、長編みの2目が完成です。
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同じように(3)~(7)を行い、3目~10目を編みます。
トートバッグ手作りの手順
可愛い丸底トートバッグの作り方をご紹介します。サイズも大きなものではなく、編み方は「くさり編み」と「細編み」でグルグルと編んでいくだけなので初心者でも作りやすいですよ。ちょっとしたお出かけに使いやすいのでおすすめです。
【材料】
並太リネン 200g
5号のかぎ針
【作り方】
(1)カバン本体から作り始めます。
- 編み始めは輪を作り、増し目をしながらグルグルと細編みで編み込んでいきます。「増し目」とは、一つ目の編み目に2目を入れて、目を増やす編み方です。
- 段毎に6目ずつ増し目して、18段目(108目)まで編みます。
- 底を18段目まで編んだら、続けてサイドの模様編みをします。
ここで一旦、模様編みの種類をご紹介します。
- 地模様(表目・裏目・交差編みなど)
地模様は、編み目の基本である裏目と裏目を組み合わせたデザインです。立体感のあるデザインです。 - 透かし模様
透かし模様は、かけ目と減目で構成されている模様です。透けているように見えるのが特徴です。 - 伝統模様(ノルディック・フェアアイル・アラン模様など)
伝統模様の中には、ノルディック・フェアアイル・アラン模様などがあります。 - 編み込み模様
様々な色合いを楽しむ事の出来るのが編み込み模様です。好きな模様編みを28段目まで編んだら、バッグ口の「こま編み」を5段編みます。本体はこれで完了です。
(2)続けて「持ち手」を編みます。
持ち手も本体と同じリネンで編んでいきます。
- 持ち手は、「くさり目」3目の作り目をしたら、「こま編み」の往復編みで40段目まで編みます。
その糸で、続けて周りをこま編みで「ふち編み」します。 - あとは、持ち手をバッグ本体に留めて、本体に付けたらトートバッグの出来上がりです。
アイディア色々!かぎ針編みのマフラーアレンジ例
アイデアいっぱいのかぎ針編みマフラーをご紹介します。
①動物マフラー
とっても可愛い、きつねのマフラー。耳もシッポも、動く目も付いていて、こだわりが感じられます。
子供が喜んで付けてくれそうですね。
②ネックウォーマー
巻いて使うタイプとは違い、頭から入れるネックウォーマ。首に巻く手間がなく簡単に付けられます。
③くるみボタン付きのネックウォーマー
くるみボタンが付いたネックウォーマー。くるみボタンもかぎ針編みで作られたものです。頭から被らず付けられるタイプなので、髪型を崩すことなく付けられます。
④モチーフ付きマフラー
花のモチーフが付いたマフラー。マフラーと同じく、花のモチーフもかぎ針編みで作られています。
シンプルなマフラーが、とても華やかになりますね。小さな花が沢山付いていますが、大きな花をワンポイントで付けるアレンジも素敵ですね。
⑤リボンマフラー
大きなリボンがポイントのマフラー。キッズ用のマフラーで、首に巻くときはリボンの輪っかに通すだけ。可愛いだけではなく、実用的なマフラーです。
こだわりが感じられるアレンジがたくさんありました。ぜひ、参考にしてみてください!
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