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かぎ針編みの基本を押さえよう!編み方を覚えて制作準備を整えよう

かぎ針編みは編み物入門者でも簡単にできる技法です。今回は初心者向けにかぎ針編みの「基本」を解説します。かぎ針の種類・編み図の読み方・編み方を一気に学びましょう!最後にかぎ針編みで作った作品紹介もします。自分自身で作りたいアイデア発見に繋がる可能性がありますよ♪かぎ針入門書としてご覧ください。

かぎ針編みとは

かぎ針編みの基本を押さえよう!編み方を覚えて制作準備を整えよう

子供の頃、おばあちゃんやお母さんがマフラーやセーターを編んでくれた、という人もいるのではないでしょうか。編み物には大きく分けて、細長い棒状の「棒針」という編み棒を使う編み方と、「かぎ針」を使う編み方とがあります。

かぎ針編みとは、この「かぎ針」という編み棒を用いて作る編み物。棒針の全長が15cm~30cm(サイズによってはさらに長いものも)なのに対し、かぎ針はずっと短く12cm程度。先端がかぎ状に曲がっています。

「耳かきじゃないの?」耳かきではありません。

棒針よりも手先でコンパクトに動かせることと、棒針は2本以上使うのに対して、かぎ針は一本で編み物ができるのがその大きな特徴。1本の針と糸から、だんだん作品の形が出来上がっていくのは、かぎ針編みならではの楽しみです。

かぎ針編みの基本知識

棒の種類

かぎ針編みのかぎ針にはいくつか種類があります。手芸屋さんや雑貨店、100円均一の手芸コーナーにも様々なかぎ針が売られています。では代表的な種類をご紹介しましょう。

かぎ針

ボールペンほどの長さの、細長い編み棒の先がかぎ状になっており、そこに糸を引っかけるようになっています。棒の太さによって3号針、4号針というようにサイズが分かれており、号数の小さいものは細い糸、大きい針ほど太めの糸を編むのに適しています。

レース針

編み物と言うと毛糸を連想しがちですが、細い糸を編み上げて繊細な模様を作るレース編みもまた、かぎ針編みです。レース編み用の細い糸を編むのに適した、これも非常に細いかぎ針がレース針です。

両かぎ針

片方の先端がかぎ状になった編み針に対し、両方の先端がかぎ状になった編み針が、両かぎ針です。片方が3号、片方が4号というように違うサイズのかぎ針が一本に合体しています。違うサイズが一本で2種類そろうので、一本一本買いそろえるより経済的。

太針

編み物に使う毛糸も、まっすぐな毛糸だけでなく極太毛糸やモコモコのモール状になった毛糸など様々。極太の毛糸でざっくり編みを作る時に使うのが太針です。こちらは号数ではなく編み針の直径で7ミリ、8ミリというようにサイズを表します。8号針のつもりで使うと、思った以上の太い編み物ができてしまうのでサイズ間違いに注意が必要です。

編み図について

編み物の本やネットで気に入った編み物作品を見つけたら、「これを編んでみたい!」と思いますね。そのような場合、それを編むために紹介されているのが「編み図」です。「編み図」とは、同じような形、柄や模様を作るために編み方の手順を示した、いわば編み物の設計図のようなもの。編み図を知れば、それをお手本に好きな作品を編むことができます。

かぎ針編みの記号

かぎ針編みの基本、初心者向けの編み図でよく使われる編み方と編み図がこちら。

画像出典:かぎ針編みの編み目記号と編み方

このような編み図を組み合わせていくことで、様々な作品を作ることができます。

かぎ針編みの編み方

では、かぎ針の基本となる3種類の編み方について紹介します。

鎖編み

かぎ針編みのスタート地点でもある編み方。かぎ針編みはこの鎖編みからすべて始まるとさえ言えます。写真と図を通して作り方を見ていきましょう。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

糸をかける基本の手

基本的には、かける方の手のひらの小指から人差し指にかけて糸をかけます。手のひらの人差し指、小指をやや手前に倒すとかけやすくなります。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

人差し指、小指を前に出した状態。そこへ、編み糸を下図のようにかけます。糸の端が人差し指側、編み糸の玉が小指側です。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

編み糸の端を10cmほどとって、手前に引きだします。この糸端を使ってくさり編みを作ります。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

親指と中指の腹で糸をしっかりと押さえ、糸を張らせます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

かぎ針を、張った糸の奥側におきます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

そのまま、糸に巻きつけるようにぐるりと針を一回転させます。糸が、かぎ針に一周巻いた状態になります。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

巻きついた糸の交差した部分を親指と中指で押さえ、輪の状態を作ります。かぎ針は引き抜かず、そのまま人差し指側の糸をかぎ針にかけて取り、輪の中を通します。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

糸が輪を通り抜けた状態。最初の目が編めました。図であらわすと下図のようになります。

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画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

交差した輪の中に、次の糸を通すことでできるというわけですね。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

いよいよ、ここから、鎖編みがスタートです。糸を引きしめて、最初の1目の形を整えます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

編み目の部分を親指と中指で押さえながら次の糸をかぎ針で取ります。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

かけた糸を先ほどのように輪に通します。鎖編みが1目編めました。続けて繰り返していくと鎖編みができていきます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

鎖編みを表から見るとこうなっています。チェーンのように鎖がつながっているようにも、ハートが連なっているようにも見えますね。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

裏側の、ピンクで印をつけているところが裏山です。編み始めの一段は、この裏山を拾って編んでいきます。鎖編みはかぎ針編みの、いわば土台の部分。しっかりマスターしたいですね。

長編み

鎖編み、細編みと並ぶ、かぎ針編みの基本の編み方。目の詰まり方がゆるく、透かし編み、模様編みに便利です。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

こちらが編み図記号と、網み目の模様です。さっそく編み始めてみましょう。

長編み1段目

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

鎖編みから立ち上がり(次の段に上がるために必要な編み目。鎖編みで作る。)3目を作ります。かぎ針に糸をかけ、針の位置から鎖編みの裏山5目めに針を通します。4目めは台の目。その隣の目が5目めになります。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

5目めから通した針に、あらたにもう一回糸をかけ、そのまま5目めの編み目から引き抜きます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

3本の糸がかぎ針にかかっている状態になります。図のように針に糸をかけ、3本の糸のうち2本目までに糸を引き抜きます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

引き抜いてできた糸1本と、その前からかかっていた3本のうちの残り1本、計2本が針にかかっている状態です。図のように、もう一回新たに糸をかけて、残った2本の糸の輪に通せば、長編みができあがります。

長編みは立ち上がりも1目として数えますので、これで2目編んだ状態になります。

以下、図のように鎖編みの裏山をとって編み進めていきます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

2段目からは、3目で立ち上がり、下の段の編み目2本をとって編み進めます。

細編みを一段とすれば、長編みは一段で細編み3段分の高さ。他にも中長編み、長々編みといった応用の編み方をマスターすれば、いろいろな模様や編み図にチャレンジできます。

細編み

鎖編みで土台を作った次に、続けてよく編まれるのが細編みです。鎖編みの台の上に、細編みを編むことで編み物の基礎部分ができるといった感じ。鎖編み→細編みの手順はぜひマスターしたい編み方です。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

細編みの編み方

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

細編みの編み目記号と、編み目模様です。長編みよりぐっと目が詰まっているのが特徴です。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

土台部分の必要な数の鎖編みを編み、さらに立ち上がりの1目を編んで、イラストにあるように台の1目めに針を通します。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

針を通したまま、あらたに糸をかけ、そのまま通したところから引き抜きます。立ち上がりで編んだ鎖編みの糸と、裏山から通して引き抜いた糸の2本がかかっている状態です。もう一回針に糸をかけ、2本の糸にいっぺんに糸を通します。

細編みが1段編めました。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

続けて隣の裏山に針を通し、同じように繰り返し編んでいきます。

2段目以降の編み方

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

1段目の鎖目の台部分をすべて編んだら、次の段へと進みます。編み地を反転させ、先ほど手前に来ていた面と反対側の面を手前にもってきます。回転させるとかぎ針が向かって右側にきます。立ち上がりの鎖編みを1目編み、2段目を編み始めます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

前の段の編み目の糸2本に針を通して糸をかけ、細編みを編みます。

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

細編み2段目が編みあがったところです。1段目の端の鎖編みの糸2本に針を通して細編みをします。3段目はもう一度編み地を反転させ立ち上がりの鎖目を1目編み、2段目と同様に細編みを編んでいきます。これを繰り返して、編み進めていきます。

糸の始末

 

画像出典:【暮らしの音】kurashi-*note

編み終わったら糸の端を10cmほど残して切り、かぎ針が通っている輪に通します。そのまま糸の端まですべて輪をくぐらせてから、糸を引っ張ればOK。編み物がほどけることはありません。残った糸の端は、糸始末用の針に通し、編み物の中に目立たないように縫い込んで、始末は完了です。

かぎ針編みの基本となる3種類の編み方をご紹介しました。基本のパターンを覚えれば、あとはそれを繰り返したり、組み合わせたりすることで、さまざまな編み物作品に応用されていることに気づくと思います。ぜひここから、かぎ針編みの楽しさを広げていってみてください。

かぎ針編み作品10選

基本の編み方をいくつか覚えたら、作品作りにチャレンジしてみましょう。数種類の編み方を組み合わせていくだけでも、ステキな作品が出来上がります。

かぎ針編みで作る三角のガーランド

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かぎ針編みを始めたての時、真っ先にぶつかる壁。それは実は、「真四角に編んでいくこと」です。段変わりの立ち上がりを忘れたり、次の段の最初の一目がどこなのか迷ったり。私も、はじめのうちは「四角に編んでいるつもりなのに、だんだん三角形が編めてしまう」症状に陥っていました。でも、写真のように三角形をたくさん作ってガーランドにすると可愛いですね。少々形がいびつだったとしても、そこはハンドメイドのご愛敬。コツがつかめたら、写真のようなきれいな三角形だって編めるはず。まずはここから、トライしてみてはいかがでしょうか。

食パンとコーヒーカップ

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パンは四角く細編み、山形の部分は長編みを組み合わせて作ります。縁はパンの焼き色をイメージして茶色で細編み。マグカップも増し目でコロンと丸型に、四角に編めば円筒タイプのカップができます。コーヒーの部分は編まずに毛糸をボンドで貼りつけてもOKです。

山形の食パンコースター

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細編みで編む四角形と長編みの山形部分を組み合わせた食パン型のコースター。朝食のカップの下に敷けば、ごはんがさらにおいしくなりそうですね。

かぎ針編みで作るヘアゴムアクセサリー

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いきなり大きな作品にチャレンジするのは大変ですが、こういった小さくて可愛い、ちょっとしたものからチャレンジできるのもかぎ針編みのいいところ。お子さんや自分用に、オリジナルのへアクセサリーを作ることから始めてみてもいいですね。

かぎ針編みで作るエコたわし

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エコたわし、というのをご存知でしょうか。食器を洗うために編まれた毛糸のたわしです。アクリル毛糸が、汚れに強く丈夫で価格もリーズナブルなことからエコたわしによく使われ、そこから、アクリルたわしとよばれたりもします。編み物で余った毛糸を使ってもできるので、リサイクルにも、エコにもなります。一つ作ってみてはいかがでしょう。

カラフル毛糸で編む

 

chiharuさん(@chiruchiru1002)がシェアした投稿

細編みを編めるようになれば、ペンケースや小物ポーチといった物にチャレンジしてみても。カラフルなボーダー毛糸やミックスカラーの毛糸を使えば、色ごとに糸を変えたりしなくてもカラフルな作品が作れますよ。

ビニールひも編みでキャラバッグに挑戦

 

mayouさん(@mayou1224)がシェアした投稿

DIY用品の売り場には太さや材質も様々のビニールひもがあります。他にも、麻ひもや運動会のポンポン作りに使うスズランテープなど。それぞれ、編んでみるとひと味違った味が出て、面白いものです。色がそろえば、こんなキャラバッグに挑戦してみてもいいですね。

かぎ針編みで編むルームシューズ

 

@tt_88_yksがシェアした投稿

基本の四角形、丸型が編めるようになれば、応用で楕円型や箱型の編み方を組み合わせて、さらに立体的な作品に挑戦することもできます。自分で編んだルームシューズを履けば、おうちで過ごす時間が楽しくなりそうですね。

お寿司の編みぐるみ

 

yasukoさん(@y.w.1223)がシェアした投稿

編み物で作った型に綿を詰めて作るのが編みぐるみです。動物やお人形だとパーツも多くて難しい…、と思ったら、まずはお寿司から挑戦してみるのはどうでしょうか。平たい長方形や楕円の形が多いので、意外に作りやすそうです。

ズバゲッティバッグ

 

夏みかんさん(@natumicaan)がシェアした投稿

今流行の、シャツ素材の糸で編んだズバゲッティ。もともとは使わなくなった衣類や布の再利用から生まれたものなのですが、今や専用の糸や売り棚がある人気の編み物。糸を買ってきて作るもよし、いらない布を切って糸にしてもよし。基本の細編みや鎖編みを組み合わせて作れるというシンプルさも受けています。

初心者オススメ!かぎ針編みセット5選

かぎ針編みを始めようと思ったら、まずは編み棒の購入から。お店に行って必要な編み棒を数本買うだけでも良いですが、ひと通りの号数をセットで購入することもできます。

毛糸編み用、レース編み用がそろうかぎ針22本セット
毛糸編みでよく使う号数から、レース用の細いかぎ針もセットになったかぎ針セット。かぎ針編み、レース編みどちらにも興味があるのであれば、ここから一式そろえてみても。これだけそろって、専用ケースもついて価格は1000円ほど。お試しの入門セットとしてはお手頃です。
 

 

竹製かぎ針・レース編み針セット
20本セットでやや本数は減りますが、毛糸用は針全体・レース編み針は持ち手が竹製で作られ、あたたかみのある素材。段数で目印をつける段数リングや編みかけで中断する時にほどけないためのとじ針もついています。木の感触が好きな方に。
 

 

ラバーグリップのかぎ針セット
持ち手が柔らかいラバーグリップで、長時間になる編み物作業でも手が疲れにくいのが利点です。毛糸編みでよく使われる号数がそろっているので、まずは毛糸の編みものから始めたいという方におススメです。
 

 

クロバーの編み針セット
編み物の毛糸でもクロバーというメーカー名は有名ですが、かぎ針も出しています。やや高級感はありますが、使い心地はやはり手芸品メーカーの製品だけあって折り紙つき。
 

 

100円ショップのかぎ針

実はラバーグリップのかぎ針商品は意外に多くあります。商品によっては針のサイズを号数でなく、○○mmという風に表記しているものもあり、その場合、このミリ数は何号に相当…?と調べる必要があることも。自分の慣れているサイズ表記になっているかも購入の時注意してください。

ちなみに100円ショップでも購入できます。バラ売りで、扱われている号数もセット物に比べると限りがありますが、まずはここから、と思うのであればまとめ買いしてみてもよいと思います。

始めてみたかぎ針編みが楽しくなって、もっと本格的にしたい、もしくは初心者だからこそ道具はよいものから始めたい、という方におススメ。

おわりに

編み物は冬の毛糸編みが代表的なイメージですが、編み糸の素材は今や多種多様です。毛糸に限らず、紐状のものであればどんなものでも編めるのではないか?というくらい。

特にかぎ針編みは、針一本と編み糸さえあれば始められ、途中でいったん止めて、あとからまた編み始められるという自由度の高さも魅力の一つ。

基本の編み方を覚えれば、手持ちのハンカチを縁取り編みで飾ったり、いつもは新聞を束ねているビニールひもでオシャレな小物を作ってみたり、作品の幅も無限大です。ぜひ、興味のある作品から気軽に始めてみてください。

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