刺繍で文字を作ってみよう!名前やイニシャルをおしゃれに刺繍
文字の刺繍は様々あります。
イニシャル文字の刺繍には、様々な刺繍方法がありますが、刺繍初心者でも簡単に出来る基本的なステッチで作る事が出来ます。どんなステッチがあるのか、やり方、イニシャル文字刺繍のアレンジをご紹介します。
バックステッチ
刺繍の基本的なステッチの一つである『バックステッチ』初心者でも簡単に出来る刺繍方法です。直線も曲線も出来ます。
アウトラインステッチ
刺繍のアウトライン(輪郭)で使われる事の多いのが『アウトラインステッチ』。斜めに縫い進めていく縫い方で、応用しやすい刺繍方法の一つです。このアウトラインで面を埋めれば、色を付ける事もできます。他のステッチに比べると、縫い目がはっきりしているので、糸の色が濃く出るのが特徴で、綺麗な仕上がりになります。
立体的なイニシャル刺繍
お名前のイニシャルなどを立体的に大きく縫い重ねて作る技法です。色や縫い方を工夫するだけで様々な風合いを楽しむことができますよ。
バックステッチの方法
バックステッチは、生地の裏から縫い始めます。針を刺す位置は、縫い始めたい場所から2~3mm程度先の所からです。針を通したら、10cmほど糸を残したまま縫いはじめてください。
次に、表面に針を出したら、縫い始めの位置に針を戻すようなイメージで針を通します。裏に通した針は、最初に裏から通した針穴から2~3mmほど先で針を表面に向かってさします。表面に出たら、最初の針穴と同じ所に針をさします。これを何度か繰り返しながら、文字を作って行きます。
刺し終わったら、裏側の糸を処理します。これまで縫った糸にジグザグに針を通し糸がほつれないようにしたら、余った糸は切ります。そして刺し初めに残しておいた糸にも針を通し同じようにジグザグに糸を通し、余った糸を切ったら出来上がりです。
玉止めをする方法もありますが、裏側も綺麗に仕上げる事が出来るのが、この方法です。玉留めで留める方法でも大丈夫です。
バックステッチのポイントは、同じ縫い目の幅で縫っていくと綺麗に仕上がります。
アウトラインステッチの方法
アウトラインステッチも、まず、針を生地の裏から表面に向かって通します。この時、バックステッチの方法と同様、糸を生地裏に10cm程、残しておきます。
針を表に向かって通したら、下書きに沿って右に3~4mm程の所で針を刺します。次に、今、刺した針穴と最初に通した針穴の真ん中から針を出して、一目が出来上がりです。続けて、同じように3~4mmほど先の所に上から針を刺したら、糸が繋がるように一つ前の針穴に糸を通します。これを繰り返して縫っていくのがアウトラインステッチです。
縫い終わったら、生地裏の縫い糸にジグザグに糸を通し、縫い始めに余らせた糸も、ジグザグに縫い余った糸を切って出来上がりです。
イニシャル刺繍の方法
イニシャル刺繍の方法は、まず、生地に図案を写すことから始めます。イニシャルの形も色々なデザインがあるので、インターネットで見つけてプリンターで印刷するのも一つの方法です。図案の写し方は、一番下に生地、チャコペーパー、図案の順に置き、図案をボールペンなどで強くなぞっていきながら、写していきます。写すときは、アウトライン(イニシャルの枠)のみを写しましょう。
イニシャルの文字枠を縫う時は、アウトラインでもバックステッチでもどちらでも大丈夫です。綺麗に仕上げるには、同じ間隔で縫うのがポイント。縫い終わりと縫い始めの余った糸は、生地の裏に刺繍された糸にジグザグに縫いほつれないようにします。
イニシャル文字の中に色をつけたい場合は、アウトラインステッチで埋めて行くと綺麗な仕上がりになります。他には『サテンステッチ』で色を入れて行く事も出来ます。サテンスティッチとは、先に刺繍したイニシャル枠の横から横に横断するように一定方向で縫っていく方法です。
サテンスティッチで縫う場合には、糸と糸の間のすき間が開かないように気をつけながら縫って行くと綺麗に縫う事ができます。
イニシャル刺繍を作ってみよう
①まずは、道具を用意します。
用意するもの
- 刺繍枠
- 手芸用枠
- 刺繍針
- 図案
②図案を生地に写します。
写し方は、下から生地・チャコペーパー・図案です。図案をボールペン等でなぞり、生地に写していきます。
③図案に沿って、縫っていきます。
イニシャルの枠は、アウトラインステッチで縫うと綺麗に仕上げる事が出来ます。立体的に仕上げるには、1束6本ある刺繍糸を3本程使うと立体感が出ます。枠内に色を入れる場合は、アウトラインステッチまたはサテンステッチで色を入れて行きます。すべて、縫い終わったら完成です。
おしゃれな刺繍例
イニシャル刺繍も様々なアレンジがあります。素敵な刺繍をご紹介します。
文字の形、色もお洒落にアレンジした刺繍
イニシャルの形をアレンジしたイニシャル刺繍。色を入れた面には、違う色を挿し色にすることで華やかになりますね。形、色を変える事で刺繍の雰囲気が変わります。
カラフルなイニシャル刺繍
フェルトを好きなイニシャルの形に切り、ステッチの方法を変えながら刺繍がされています。フェルトに安全ピンを付ければ手作りバッチにもなります。
メッセージカードも刺繍でアレンジ
メッセージカードに刺繍したアレンジ。「紙刺繍」といわれる方法です。誕生日のお祝いやお礼をする時に贈りたいですね。
可愛い名前入りワッペン
好きな形にフェルトを切り、イニシャルを刺繍したらオリジナルワッペンが出来ます。カバンにつけたり、子供のお誕生日会等にも使えます。
ノートの表紙を可愛くアレンジ
普段使うノートも可愛くアレンンジできます。オリジナルのノートを簡単に作る事が出来ますよ。
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