アイロンプリントで特別なオリジナルアイテム制作しよう♪

アイロンプリントとは
アイロンプリントとはアイロンで生地に転写ができるシート状の転写紙アイロンプリントシートで布にデザインを転写することを指します。アイロンプリントシートはもともとデザインされていてそのまま転写できるものが市販されていたり、パソコンでデザインしたイラストや写真などをプリンターで特殊な紙に印刷して好きなデザインの物を自由に作ることもできます。好きなキャラクターで自分だけのオリジナルグッズを作ったり、家で飼っている愛犬や愛猫などのペットの写真をアイロンシートにしたりといろいろな使い方ができます。Tシャツや布製バッグ、キャンパス地のスニーカーなど布製品でアイロンがかけられる物ならなんでも転写することができますが、素材によっては転写が難しいものもありますのでアイロンプリントの購入の際にどの素材に向いているのか確認する必要があります。
アイロンプリントの種類
アイロンプリントシートには転写したい布の色や素材、自宅のプリンターの種類などで選んだり、カラーや模様をつけたいか、マークや写真をつけたいかで選ぶなど様々な選び方があります。
マークや写真をつけたい時
プリンターに対応している、アイロンの熱で熱転写させてプリントする転写シートがおすすめです。お名前シールやゼッケン、マークや写真を印刷し、切り抜いて布の上にアイロンでプレスすることで接着させることができます。転写シートには「濃色用」と「淡色用」があります。
<濃色用>
黒や濃青などの濃い色の生地に使用したい場合は、濃色用を使用します。プリント部分に布地の色が透けにくいことが特徴です。注意点として、プリント内の余白は白く転写されており不要部分を切り抜いて転写させなければ、余白も接着されてしまいます。
<淡色用>
白やベージュなどの薄い色の生地に使用したい場合は、淡色用を使用します。余白部分が半透明になるため、多少余白が残っている場合でも目立ちません。注意点として、透けやすいため濃い色の生地に使用すると、生地色が透けて見えてしまうことがあります。
カラーや模様、ラメなどの加工で楽しみたい時
柄や模様を入れたり、ラメの加工をしたい時はラバーシートがおすすめです。ラバーシートは色がたくさんあったり、ラメやマットなど加工も多いため目立たせたい場合に最適です。ラバーシートの注意点としては、アイロンでプレスをする時間が長くなってしまったり高温すぎると再昇華(生地自体の染料が染み出てしまうこと)が起こる可能性があるため、アイロンでの圧着に注意が必要です。再昇華防止性能があらかじめ付いているラバーシートも市販されており、おすすめです。
アイロンプリントに必要なものとやり方
アイロンプリントに必要なもの
- 使用するアイロンプリントシート
- アイロン
温度を細かく調整できるものがおすすめです。
- プリントシートに対応しているプリンター
アイロンプリントシートの説明に対応しているプリンターやインクが書かれているため、確認が必要です。
- プリントさせる生地
アイロンプリントシートの説明に対応している素材がのっているため、確認が必要です。生地は目が粗くない、綿が多いものが接着しやすいです。
- 当て布
- はさみやカッター
ラバーシートを使用するときはカッターでなければできません。
アイロンプリントのやり方
<転写シートの使い方>
- 転写シートにプリントしたいデザインや写真をコピーする、もしくはデザインを描きます。(転写の際に反転されるため、左右反転で描きます。)
- 余白をハサミで切ります。
- 先に裏紙を剥がすタイプは、裏紙を剥がします。
- 転写したい場所に置きます。
- セットで仕上げ用のシートが入っている場合は転写紙の上に被せます。
- アイロンをかけます。
- 仕上げ用シートを剥がします。
- 後から裏紙を剥がすタイプは、冷ましてから剥がします。
- 完成です。
⚠︎画像は先に裏紙を剥がすタイプの使用方法です。
<ラバーシートの使い方>
- ラバーシートを使いやすいサイズに大まかにカットします。左右反転でデザインを描き、カッターでカットします。この時、剥離シートまで切ってしまわないように注意します。
- カットした不要な部分を剥離シートから剥がします。
- ラバーシートを転写したい場所に置き、アイロンで熱を加えて素材をくっつけます。
- 剥離シートを慎重に剥がします。
- 完成です。
アイロンプリントをきれいにつけるポイント
- アイロンプリントシートが対応していない生地やプリンター、インクを使用すると上手にくっつかなかったり、すぐ剥がれてしまったりするため必ず対応しているかの確認が大切です。
- アイロンでの圧着は長すぎると色落ちやコゲが発生することがあります。また短すぎるとくっつかなくなるため、プレスして、確認してを繰り返し行うと良いです。また、温度もプリントシートに対応した温度で行いましょう。
- プリンターでプリントするときやデザインを描くときには左右反転されることを見込んで描きます。
アイロンプリントシールオススメ15選
転写シート
プリント式のおすすめ転写シートを紹介します。
1、コクヨの転写シート
綿50%以上を含む淡色生地に使うことができ、アイロン160〜180度でつけるタイプです。エプソン、キャノン、HPのコピー機に対応しており、速乾性が高いことが特徴です。洗濯は5回目安となっているため、耐久性より美しさを求める方におすすめです。
2、SANWAの転写シート
綿50%以上を含む濃色生地に使うことができ、耐久性に特化した転写シートです。洗濯は50回まで耐えられ、転写部には弾力があり引っ張ってもひび割れにくいことが特徴です。耐久性を求める方に一番おすすめの転写シートです。
3、EPSONの転写シート
マットな質感が特徴の転写シートで、プリンターを販売しているEPSONの商品のため、EPSONのプリンターを使っている方に特におすすめの転写シートです。
4、QuickArtの転写シート
濃色・淡色どちらにも使うことができ、140度でつけることができるため、綿だけでなくナイロンやジャンパー生地にもつけることができます。洗濯にも強く、色々な生地にアイロンプリントをしたい方におすすめの転写シートです。
5、A-Oneの転写シート
淡色用でエプソン・キャノン・HPプリンターに対応しています。有害物質が一切入っていないことが特徴で、子供の洋服などにアイロンプリントをしたい方に特におすすめです。A-oneの商品専用ラベル制作ソフトがあるため、名前シールなども簡単にデザインできます。
6、A-SUBの転写シート
淡色用と濃色用に分かれており、使い分けができます。160~180度のアイロンでつけることができ、洗濯20回に耐えられる耐久性テストがされています。使用方法がわかりやすく書かれているため、初めての方におすすめです。
7、ELECOMの転写シート
綿50%以上を含む濃色生地に使用することができ、専用のデザイン作成無料ソフトがあるため自分でデザインしてプリントしたい方におすすめです。
再昇華防止ラバーシート
再昇華防止性能のついたラバーシートを紹介します。
8、三登商事のラバーシート
カットシートタイプと巻きロールタイプから選ぶことができ、質感もグロスタイプとマットタイプがあります。再昇華防止性能があるため安心です。
9、PiOTECのラバーシート
綿はもちろんのことポリエステル100%の生地にも使用でき、洗濯20回までテストもされています。普通色に加えて、メタリック・蛍光・グリッターなどから選ぶことができます。
変わり種アイロンプリントシート
アイロンプリントシートの中でラメや柄の入った面白いおすすめシートを紹介します。
10、Suniceの花柄シート
11、HOHOFILMのグラフィック文字に使用できる転写シート
12、TECKWRAPのラメグリッターシート
13、QuickArtのメタリック転写シート
14、SUNDECKの蓄光転写シート
15、Ho-mart のホログラムシート
まとめ
アイロンプリントのやり方とアイロンプリントシートの種類や選び方についてまとめました。アイロンで熱をかけることで簡単にデザインを転写させることができるアイロンプリントはオリジナルTシャツを作ったり、お子さんの名前やゼッケンを簡単につけることが出来る便利な方法です。ポイントをおさえて、丁寧にプリントすると洗濯に強く、剥がれにくいきれいなプリントができます。ぜひ、アイロンプリントをマスターしてオリジナルアイテムを作ってください。
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