手芸やDIYの便利道具グルーガンの使い方!ボンドとの特徴比較

グルーガンとは
グルーガンとは接着剤を意味する「glue」と銃を意味する「gun」の複合語です。その名の通りですが、銃のような形をしており先から接着剤を出す道具のことです。ホームセンターなどで簡単に購入することができます。
グルーガンとボンドの比較
グルーガンとボンドの違いやメリットデメリットについてまとめます。
グルーガンとボンドの違い・特徴
<グルーガン>
グルーガンはグルースティックと呼ばれる棒状の樹脂を取り付け、熱で溶かすことでグルー(樹脂)を先から出し、このグルーが固まることでモノとモノをくっつける接着剤です。ガンの先を使うため細かい部分の作業がしやすく、接着剤が手に付くことはほとんどありません。グルーは熱で溶けるため、失敗してしまってもドライヤーなどで温めると取ることが出来ます。布や木材など繊維があるものに関して、繊維に浸透せず接着することが出来ます。
<ボンド>
ボンドは種類によって木材用・プラスチック用など様々です。そのため使う材質などに合わせて使い分ける必要があります。種類にもよりますが、基本的には一度くっついてしまうと、きれいに取り外すことは出来ません。布や木材などの繊維があるものは浸透してしまいます。
グルーガンとボンドの速乾力
グルーは材質にもよりますが1~2分ほどで乾きます。そのため、木工用ボンド・瞬間接着剤と比較して乾く速さは、瞬間接着剤より少し遅いくらいです。
グルーガンとボンドの接着力
グルーガンの接着力は材質にもよりますが、紙や木材などでは瞬間接着剤と同じぐらいの力があります。
グルーガンとボンドの接着できる材料・材質
<グルーガン>
グルーガンは基本的には紙・布・革・フェルト・木材などに使用します。プラスチックやガラス・鉄にも使用できますが、ザラつきや汚れがあると接着力が弱まってしまいますので、最初にやすりをかけたり、汚れを拭くようにするとどんな材質でも使うことができます。
<ボンド>
ボンドは商品によって紙用・布用・プラスチック用などと分かれています。記載されているもの以外でも接着できる場合もありますが、基本的には接着力が弱まってしまうので、決まった材質に使用します。
おすすめグルーガン5選
最近では様々なグルーガンが販売されています。その中でFECYおすすめのグルーガンを5種類紹介します。
ガン型
1.軽くて安定したスタンドが特徴的なAnestyのグルーガン
2.デザインがおしゃれな花柄角利SUNDRYのグルーガン
3.充電式でコンセントいらずのPOWERGIANTのグルーガン
ペン型
4.コードレスで予熱時間が短いBOSCHのグルーガン
5.コードレスでコンパクトなペン型BOSCHのグルーガン
グルーガンの使い方
グルーガンの使い方
グルーガンの後ろの部分にグルースティックを差し込み、電源を入れて予熱します。
グルーガンの種類にもよりますが、手元に付いているスイッチを押すとグルーが出てくる仕組みです。
グルーを付けたい部分にグルーガンの先をあて、スイッチを押して適量出します。出し終わったらグルーガンを何回か回すと糸になったグルーがきれいに取れます。最後に、くっつけたいものをグルーの上にピンセットなどでのせます。
グルーガンを使うときの注意点
- 熱を使用する道具で高温になるため、グルーガンの先や溶かしたグルーを素手で触らないでください。
- グルーは熱で溶け出します。熱を加える予定のモノに対する接着には向きません。
- ザラザラした素材や汚れが付いているものは落としてから接着するようにしてください。
失敗してしまったときのグルーの外し方
「間違えた場所に付けてしまった!」「グルーを出しすぎてはみ出してしまった!」など失敗してしまった時には、ドライヤーなどで温めるとグルーが溶け出すので、拭き取りなどで外すことができます。注意点として溶け出したグルーは高温なので、素手では触らないようにします。また、材質によってはきれいに剥がれなかったり跡が残ってしまうことがあるため、出来るだけ最初から慎重に接着することがおすすめです。
グルーガンを使った作品集
グルーガンを使って作られた作品を紹介します。
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グルーガンを使ったハンドメイドの基本、リース作品です。淡い色の花と木の土台が組み合わさってかわいらしいリースですね。
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木材を接着するのに向いているグルーガンを上手に利用した作品です。こんなしっかりしたシェルフが100円ショップの材料で作れるなんて素敵ですね。
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カゴバックのアレンジ作品です。リボンもグルーガンがあればしっかり付けたい場所に付けられます。シンプルなカゴバックが一気に華やかなオリジナルバックに変身ですね。
グルーの質感を生かした作品
接着目的ではなく、グルーの立体感とツヤを生かして、そのまま作品にすることができます。
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なんともいえない質感を上手に生かしたカードケースですね。カラフルなグルースティックを上手に使用した作品です。
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グルーを固めた後に着色をしたチャーム作品です。グルーガンの先を生かして細い線もきれいに描かれていますね。
まとめ
手芸やDIYの便利アイテムグルーガンについてまとめました。接着したいモノや材質、グルーやボンドの特性によって道具を使い分けるとさらに作業が捗ります。グルーガンの使い方は接着のためだけでなく、グルーの質感を生かしてそのまま作品として使うこともできます。グルーガンは便利ですが熱を使って接着する道具であることを忘れずに安全に使用してください。
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