樹脂粘土で簡単にハンドメイドを楽しもう♪使い方・作品集

樹脂粘土とは
最近では100円ショップでも売られるようになった、日本で「樹脂粘土」と呼ばれている粘土は実は樹脂が主成分ではありません。穀粉や小麦粉が主成分で、乾くと透明になり弾力が出ることが樹脂のような仕上がりであることから樹脂粘土と呼ばれています。樹脂粘土は自然乾燥で固まり光沢感が出るためアクセサリーやインテリアなどに使うことができます。
樹脂粘土とポリマークレイの違い
樹脂粘土といえば、海外からやってきたポリマークレイがありますが日本の樹脂粘土との違いは主成分と硬化の仕方の2つがあげられます。
主成分
樹脂粘土の主成分はメーカーごとに違いますが、穀粉や小麦です。一方ポリマークレイは樹脂です。
硬化の仕方
樹脂粘土は自然乾燥で固まる性質を持っており、ポリマークレイはオーブンで加熱することで固まります。
樹脂粘土のメリット
・自然乾燥でオーブンは使用しないため、小さなお子様が使う粘土として安全です。
・メーカーによっては完全硬化後は耐水性があるものもあり、粘土同士の接着は木工用ボンドで簡単に行うことができます。
ポリマークレイについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
おすすめ樹脂粘土
いろいろな主成分でできている樹脂粘土はそれぞれ特徴を持っています。おすすめの樹脂粘土を5種類紹介します。
1、PADICOのMODENA(モデナ)
樹脂粘土の中でも乾燥後の高級感に定評があるMODENAシリーズは澱粉が主成分で乾燥後に耐水性が出ることが特徴です。透明感や透過性も高く、乾燥後の折りや曲げにも強く丈夫で長持ちする樹脂粘土です。ホワイト、イエロー、マゼラン、ブルー、グリーン、ブラック、イエローオーカー、ブラウンの全8色があります。
2、日清アソシエイツのGrace(グレイス)
穀粉を主成分としており、弾力性が強く扱いやすいことが特徴の樹脂粘土です。簡単に薄く伸ばすことが出来、花びら作りにも向いています。水に弱いデメリットがありますが、初心者に使いやすい樹脂粘土です。
3、日清アソシエイツのCOSMOS(コスモス)
Graceと同様に穀粉が主成分ですが、COSMOSの方が穀粉が多く、弾力性が弱いです。弾力性が強いものは細かな作品などで強度が弱くなってしまうため、細かい人形などを作るときにおすすめの樹脂粘土はCOSMOSです。乾燥後に陶器のような味わいになります。
4、ジャックスのPando(パンド)
小麦粉が原材料の樹脂粘土で、伸びがよく加工がしやすいことが特徴です。乾燥後は美しいツヤの仕上がりで、硬いです。
5、OAK(オーク)
もちもち粘土と称されている通り、もちもちの触感で他の樹脂粘土より水分量が多いことが特徴です。そのため、クッキー型などによる型抜きには不向きです。乾燥後は耐水性が出て、強度が高いです。フェイクスイーツや花びら作りにおすすめの樹脂粘土です。
樹脂粘土の使い方
使い方
- よくこねます。
- 色を混ぜる場合はよく混ぜます。
- 形作ります。
- 乾燥しやすい場所で乾燥させます。
保存方法
封を開けて放っておくと乾燥し固まってしまうため、使いかけの樹脂粘土は密閉容器に水で濡らしたティッシュを入れその中に保管します。それでも長い間放置すると乾燥してしまうため、出来るだけ早めに使うようにしましょう。
樹脂粘土を使った作品選
フード
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樹脂粘土でよく作られているフェイクパンです。焼き上がりの割れ目や焼き目まで再現されており、リアルですね。樹脂粘土の粉感を生かした作品です。
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フェイクパンの木製ピンです。樹脂粘土は乾燥後木工用ボンドで簡単に接着できるため、ピンなどにつけてオリジナル作品を作ることが出来ます。パンダパンのツヤがやメロンパンのザラメがリアルですね。
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2段ケーキに花を添えた樹脂粘土の大作です。白の樹脂粘土は仕上がりが陶器のような綺麗な色合いを出すため、生クリーム感がリアルに再現できますね。
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樹脂粘土のサワーグミです。砂糖のザラザラ感まで上手に再現された、こだわりが詰まった作品です。9ピンをつけて固めてあるためキーホルダーやアクセサリーのチャームとして使うことができますね。
植物
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樹脂粘土で作られた盆栽です。小さい花びらや葉の葉脈まで付けられており、植物そのものに見えますね。
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樹脂粘土は色の混ぜ具合でグラデーションや、作品のような花びらの微妙な色合いを表現できます。一枚一枚の花びらがとても薄く、花の質感がしっかり出た素敵な作品ですね。
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樹脂粘土で作った花を付けたバレッタです。樹脂粘土は耐水性のあるものや乾燥後にツヤが出るものなど様々です。それぞれの質感を生かして、アクセサリーに応用できますね。
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樹脂粘土で作った花をサンダルに付けた面白いアイデアです。樹脂粘土のアクセントにラメを使っており、目を惹くデザインですね。
その他
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樹脂粘土で作られたミニチュアiPhoneです。ロゴマークやカメラも表現されておりリアルでかわいいですね。
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人形を作ることにも向いている樹脂粘土は、自然乾燥のため、上からくっつけるとしっかり立体感が残るためパーツもリアルになります。耳の部分やヒゲにまでこだわった作品ですね。
まとめ
樹脂粘土の使い方や種類、作品についてまとめました。樹脂粘土は種類によって透明感やツヤが出たり、色を混ぜることで絶妙な色彩を出すことができます。作りたいものに応じて使い分けて、ワンランク上の作品を作ってみてくださいね。
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