棒針編みの基本をマスターしよう!メリヤス編みの編み方

メリヤス編みとは
メリヤス編みはシンプルなニットやTシャツに多く使われており、表面は三つ編みやハート型のような模様がたくさん並んでいるように見えます。裏側はうろこのように糸が横に渡っているのが特徴の編み地です。メリヤス編みは棒針編みの基本となる編み方で、行きを表目、帰りを裏目で編み進めます。基本の編み方ではありますが、糸を数段ごとに変えればボーダー模様になるなど、複雑な編み込みも基本はメリヤス編みです。メリヤス編みを覚えておけば何通りもの作品を作ることができるようになります。
メリヤス編みの特徴
編み地
メリヤス編みは表面に凹凸のないツルッとした編み地です。Tシャツに使われている編み方でもあるため横に引っ張ると少し伸縮して、縦には伸びにくいです。
メリット
・糸同士が重ならないため糸の特徴がはっきりと出ます。
・編み方によってその糸の良さが出にくいことがあるために毛糸によっては編み地を選ぶものがありますが、メリヤス編みはどんな毛糸とも相性が良いです。
デメリット
・編みはじめや編み地の端が丸まりやすいことが最大のデメリットです。どんなに丁寧にアイロンをかけても、編み地の特徴から仕方がないため、時間がたてばくるくると丸まってしまいます。
メリヤス編みの編み方
用意するもの
・棒針
作りたいものによって棒針の長さや太さを変えます。
作り目が30~50くらい必要なマフラーなどを作るときには、棒針は長いものを使用します。
作り目が少なく、作品も小さめのコースターなどを作るときには、短い棒針がおすすめです。
・毛糸
ボリュームをつけた作品を作るときは太めの毛糸がおすすめです。
小さい作品で、細かい編み目をたくさん並べたい場合は細めの毛糸がおすすめです。
・閉じ針
メリヤス編みの編み方の基本
メリヤス編みは往路を表目、復路を裏目で編みます。表目と裏目の編み地の特徴を覚えておくと、編んでいる間にどちらを編んでいるかわからなくなった時に、修正できます。
まず始める際の作り目・表目・裏目についての基本はこちらの記事を参考にしてください。
メリヤス編みの編み方を動画で説明します。
メリヤス編みをきれいに編む際のポイント
・途中で裏なのか表なのかわからなくなってしまうこともありますが、編み地をよく観察し、編み地がついている棒を左手に持ちます。そして見えている編み地が表編みか裏編みかを確認するとどちらであるかの見分けがつきます。
・編む際は適度に引っ張りながら編みます。目がきれいに並ぶように編むときれいな編み目になります。
・編むときに「ハ」の字のような形で棒針を持ち、動きを小さめにすると編む効率が上がります。
丸まりを抑える方法
少しでも丸まりを抑えるために、よく使われるのは『すべり目』です。すべり目の編み方は。行きの表編みをするとき左右3目ほどを編まずに右の針に移します。帰りの裏編みは普通に編みます。すべり目を挟むことで丸まりにくい編み地ができます。
メリヤス編みを使った作品集5選
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編み物の基本マフラーです。ふわふわのファンシーヤーンなら丸まってもかわいいマフラーになります。カラフルなネップときれいなグラデーションが着こなしのポイントになりそうです。糸の持っている表情もメリヤス編みだとよくわかりますね。
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編みっぱなしだとくるんと丸まってしまう編み始めも、それを生かして作品にすると素敵な作品になりますね。帽子のかぶり口に丸まった編みはじめを使えばこんなにかわいい作品になります。上部はグラデーション糸で切り替えて、アクセントになっていますね。
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メリヤス編みの靴下です。何色もの毛糸で編んであり、パステルカラーのカラフルな可愛らしい靴下ですね。
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メリヤス編みは組み合わせ次第で、編み込み模様もできます。かわいいくまの編み込みがアクセントになっている作品ですね。
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編み物の中でも難しいセーターですが、さらに模様が素敵な作品ですね。毛糸の色合いや質感を変えてメリヤス編みだけでも素敵なセーターですね。
まとめ
棒針編みの基本メリヤス編みについてまとめました。棒針編みを始めたばかりの人にとっては基本ですが、奥深く組み合わせ次第でバリエーションに富んだ編み地ができます。糸の種類を選ばないオールマイティーな編み方であるのもメリヤス編みの良いところです。ぜひ、メリヤス編みをマスターして、棒針を楽しんでください。
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